活動報告一覧

2024年9月25日 活動報告①

本日は立憲民主党の仲間と環境省に対し「抜本的な有機フッ素化合物汚染対策」の要請に行きます。(残念ながら自民党の大臣・副大臣・政務官の5名は自民党の総裁選で忙しいのか対応出来ないそうです。国民の命と暮らしを守ると言っていた岸田政権には苦言を呈したいところです。)
以下、本書の内容を抜粋して紹介します。
有機フッ素化合物(PFAS:ピーファス)って聞いたことありますか。植田武智さんが書いた「身近な有機フッ素化合物から身を守る本」の内容を少し紹介します。PFASは、環境中で永遠に残るほどの難分解性と、体に一度入ると半分の量が外に出るまでに4~5年かかるという高蓄積性を特徴とする厄介な有害化学物質です。
1.くらしの中のPFASはいかに?
こびりつかないフライパン(セラミックコーティングを除く)、レインコート、防汚処理された洋服や家具、化粧品、スマートフォンの防指紋コーティング、ファーストフードの耐油性食品包装、泡消火財などに使われています。

2.発がん性はどのくらい強いのか?
WHO(世界保健機構)のがん専門の機関である国際がん研究機関(IARC)がPFOA,PFOSの発がん性について評価結果を公表しました。PFOAについては4段階ある中で最も高い「人に対して発がん性がある。」、PFOSについては上から3番目の「人に対して発がん性の可能性がある」という評価でした。

3.他にどんな病気にかかる可能性があるか?
アメリカでは集団訴訟の結果、健康調査が行われ6つの病気との関連が認定されました。
1 妊娠高血圧および妊娠高血圧腎炎
2 精巣がん
3 腎細胞がん
4 甲状腺疾患
5 大腸炎
6 高コレステロール血症4.日本の基準値は対応が進む米国と比べてどうか?
日本の水道水におけるPFOS,PFOA合計の暫定目標値は50ng/Lですが、米国では2024年5月から4ng/Lになりました。全国でも国の暫定目標値を超えて検出されています。

出典:身近な有機フッ素化合物から身を守る本 植田武智

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